ついったでちょこちょこ上げてた3太郎帽子メイキングを折角なのでこっちに少し詳しく
記事にしたいと思います。
他の太郎レイヤーの方々の方がキレイでカッコいい形の帽子をお作りになられているので参考になるか
わかりませんが、私自身のメモ代わりという事で。
帽子は個々人の顔の形や大きさで印象が変わってくるので、最初は紙工作で何度も試着して
微調整するのが良いかと思います(*´ω`*)

先ず試作用の設計(イメージ)図作り。
ガンガン紙を切って貼って直接形を組み上げていった方が早いのですが、ぶきっちょな私は
それが出来ないので3Dで原寸で起こしていきます。
使うソフトはペーパークラフターな方々には有名なやつです。
メタセコとかいじった経験ある方ならすぐ使えると思います。↑スクショ以降少々変更有り。

ペパクラ用ソフトなので自動展開したものをコピー紙に印刷し、試作仮組します。
この時点で試着しては修正し…の繰り返しで妥協できる形にまでもっていきます。
↓ ↓
納得いく形になったら展開し、ソフトボード(旧ライオンボード)に写して切り離します。
この際カッターは造形レイヤーさん御用達のOLFA黒刃がとても綺麗に切れて捗ります。
ただし、1パーツごとに刃を折るペースでないと切れ味を保てません。
また、かなりの切れ味なので注意してください。指なんか切れた事に気付かない位の切れ味です。
切り離し終わったらダーツの部分を瞬間接着剤でくっつけていきます。
瞬着が乾いたらはみ出した部分はカッターで削って平らにします。

あらかじめ電熱器でソフトボードを熱してカーブをつけ、合皮とソフトボードに
G10ボンドを塗って乾燥、接着します。
今回昔買った1kg缶の残りを無理やり使ったのでボンドがダマになって浮いてしまいました…
ボンドは新しいのを使いましょうw
ちなみに今回帽子本体はマットな合皮、日差し部分はエナメルを使用。

全てのパーツに合皮を貼り終えたら、パーツ同士を瞬着でくっつけて土台の完成です。
※日差しのフチには不要になったコードを切って着けていますw
太郎帽子といえば「髪と同化してるのかッッ?!」という不思議な荒木クオリティ。
ここからは個人の好みになってくるのですが、原作を忠実に表現したいなーと思ったので
先程出来上がった帽子ベースの後頭部側に毛束を付けていきます。
今回自分自身が被るウィッグは濃い青と黒のMIX毛、帽子は真っ黒の合皮という状態なので
帽子に付ける毛束を黒、もしくはウィッグの毛束のみ…というように1種類だけにすると
浮いてしまい、”髪の毛と同化している感”が出づらくなります。
そこで下図のように髪に近い方にウィッグと同色の毛束、遠い方に黒い毛束を貼って
境界線をぼかします。


↑の写真で指二本で挟んでいる位の幅×5~7cmの長さに毛束を切り、木工用ボンドを塗った
土台に付けていきます。

↑毛束を土台のフチに2回着け終わった状態。
更にこの上から黒い毛束を貼って帽子の色となじませていきます。
サイドとトップ部分、帽子内側の後頭部フチにも毛束を付けてボンドを乾燥させます。

乾燥したら貼った毛束を軽く撫でるようにくっつかなかった毛を払い落とし、ハサミで
長さや形を調節しカットします。
木工用ボンドは乾燥すると透明になりますがテカリが出て目立ってしまうので、
↑図の点線で囲んだ部分(毛束の生え際?辺り)にツヤ無しの黒スプレーを軽くかけると
土台の合皮もマットな質感なので目立たなくなります。

帽子本体が完成し、あとは装飾品。
サイドクラウンと日差しの間にある紐(正式名称・顎紐)は100均にあるストレッチ
チューブというチューブを切って金色のカッティングシートを貼ったものに組み紐を通した
だけですw

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手のひらバッチは土台を方眼紙で作り、上からパテを盛ってリューター・ヤスリで成型しただけ。

あとはサイド、正面の丸い物はボタンの足を切り取って顎紐、バッチを付けて完成!
今回のろのろと取り掛かり、ながら製作で乾燥時間含め3日もかからない位だったので
私以外の方だったら2日位で出来ると思います(´q`)
2個目の改良版だったのですが、付ける毛束はストレートより少しカールしている方が
髪の毛感が出て良いかもしれません。今回ちょっと失敗。
ウィッグサイトで販売されている毛束も今は耐熱のものが殆どだと思うので、コテを持って
る方でしたら先に軽くカールかけてから切って付けると良いかと。
イケメン太郎レイヤーさんもっと増えてと祈りながらここにて。
お粗末様でしたヽ(・∀・ )ノ
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